処理するべきか悩むことが多い肛門のムダ毛。放っておくデメリットと処理するメリットを解説します。
併せて、肛門のムダ毛を脱毛する4つの方法と脱毛期間、費用の目安なども紹介します。このページをみれば肛門の脱毛について詳しく理解することができます。参考にしてみてはいかがでしょうか。
Oライン(肛門周り )脱毛のメリット
Oラインとは肛門周りを指します。女性にとってムダ毛が生えていたら恥ずかしいパーツですが、男性にとっても他人事ではありません。ムダ毛は男の象徴なので毛を男らしいととらえる女性も中にはいるでしょう。しかしおしりのムダ毛は、そのようにとらえられないパターンが多いのが現実で不衛生なイメージを与えてしまいます。
またOラインのムダ毛は見た目だけでなく、本当に不衛生な状態を招いてしまうおそれがあります。特に男性の毛は濃いので排便後に拭き損じしやすく雑菌の繁殖につながってしまいます。さらに要介護になったときに拭き取りの手間の負担を増やしてしまうでしょう。その点ムダ毛がなければそのぶん負担をかけずにお世話をお願いできます。
そもそも男性も女性でも関係なく、肛門周りにはムダ毛が生えていないものという前提でいるため、万が一自分のOラインが生えていたら相手にショックを与えてしまうかもしれません。見た目の点からも衛生面や介護の負担面などあらゆるところから、Oラインのムダ毛にメリットはないと言えるでしょう。
Oラインのムダ毛自己処理は危険
そこで思いつくのが自己処理ですが、Oラインのムダ毛処理を自分で行うのは非常に危険です。その理由は目の届かないパーツだから。カミソリなどを使って剃毛する場合、目視しながら自己処理しなければデリケートゾーンを傷つけてしまうおそれがあります。
またOラインは体の後方にあり手の届きにくいパーツなので、うっかり手を滑らせてしまうリスクが足や腕の自己処理よりも高くなってしまうので注意が必要です。またムダ毛が濃いうえ、面がデコボコしているため、二度剃り・三度剃りしなければならないおそれも。繰り返す処理によってデリケートな肛門周りの粘膜も傷つけてしまうおそれがあります。
さらに自己処理したOラインの毛は生えてくるときにチクチク生えてきます。すると痛みやかゆみを感じてしまうので非常に不快な思いをするでしょう。また自己処理で鋭くなったムダ毛は下着を突き破って生えてくるので、はずかしい思いをしてしまうことも…。自己処理にも時間がかかるし、鏡を使って行うのも手間だし何だかマヌケに見えますよね。
除毛剤を使って処理すると薬剤の作用が強いため、うっかり粘膜についてしまった場合トラブルのおそれがあるのでおすすめできません。自己処理しづらい・キレイにならないというデメリットがあることから、Oラインは脱毛エステやクリニックで施術しましょう。
Oラインの施術について
ではもっと詳しくOラインの施術をみていきましょう。施術の種類もいくつかあるので知っておけば、より自分のニーズに合ったものが選べるかもしれません。また流れを知っておくことはどのように施術していくのかを知ることができます。
施術の種類
Oライン脱毛にはフラッシュ脱毛・レーザー脱毛・ニードル脱毛・ブラジリアンワックス脱毛があります。どれを選ぶのかによってOラインの施術方法は変わってきますよ。フラッシュ脱毛・レーザー脱毛・ニードル脱毛は、効果の出方や施術方法には違いがあるものの、どれも永久脱毛を目指せる方法です。専用の脱毛器を使って施術を行います。
ブラジリアンワックス脱毛はVIOライン専用に開発された脱毛方法です。ブラジルではTバックを履く女性が多いためおしりのムダ毛処理が必要です。ブラジル女性の身だしなみとしては当たり前の方法ですよ。永久脱毛できませんが、スピーディに脱毛できる・抜いたアンダーヘアがやわらかくなって生えてくる等のメリットがあります。
日本ではすべての脱毛が受けられますが、永久脱毛を目指せる施術のほうが一生ムダ毛のないOラインをキープできるのでおすすめです。また永久脱毛できる脱毛の中でもフラッシュ脱毛とレーザー脱毛はOライン脱毛にぴったりです。わずらわしいムダ毛処理から解放されますよ。
レーザー脱毛をおすすめする理由は肛門のムダ毛のような濃いムダ毛もスピーディに脱毛できるからです。短期間・少ない回数で脱毛できるのはうれしいですよね。フラッシュ脱毛をおすすめする理由はもっとも痛みが少ないからです。レーザーと比べると多くの回数が必要になるものの、1回あたりの料金が安く、最小限の痛みで済むのが魅力でしょう。
メリット・デメリットを踏まえて自分のニーズに合ったものを選んでくださいね。
施術の流れ
では実際にOライン脱毛を受ける場合、どのように施術を行っていくのでしょうか。サロンや施術方法によって多少は異なりますが、基本の流れは以下のようになります。
- 紙ショーツに着替える
- ベッドに横になる
- Oラインを消毒する
- 脱毛器をかける
- 冷やして完了
ブラジリアンワックス脱毛の場合は 「脱毛器をかける」ステップで、「ジェルを塗って乾いたら一気にはがす」になります。最後は冷やさずにジェルを拭き取って完了ですよ。
では詳しくみていきましょう。
まずは紙ショーツに着替えますが、サロンによっては巻タオルに着替えて隠さない状態で脱毛を行うところもあります。着替えを完了したらベッドに横になります。スタッフが来たら施術体勢をとります。サロンによって違いがありますが、
①うつぶせに寝て足を開く
②四つん這いになる
③上または横向きで膝を抱える、といずれの体勢で脱毛を行います。
うつぶせに寝て足を開く場合、サロンによってはスタッフが施術しやすいように工夫して行います。四つん這いはもっとも度胸のいる体勢ですが、もっともよく見えるので仕上がりの美しさに期待が持てるでしょう。また安全にできるのもメリットです。現在では膝を抱える方法もありますが、やはり四つん這いがベストです。
スタッフが女性の場合は非常に抵抗あるでしょうが、相手も慣れています。仕事として何人ものOラインを見てきており、いい意味で商品として扱ってくれるので、恥ずかしい気持ちは捨ててしまっても大丈夫ですよ。
もしそれでも我慢できない場合は男性スタッフが在籍している脱毛エステやクリニックへ通いましょう。まだまだ数は少ないですが中には男性スタッフ中心のサロンがあります。またクリニックは男性医師も多いので、不安な方にはおすすめですよ。
期間・費用はどのくらい?
Oラインの脱毛期間
脱毛エステの場合のOラインの脱毛期間は個人差があるものの、おおよそ10回から20回くらいです。クリニックの場合は6回から10回前後と、比較すると半分くらい差ができてしまうほど効果に違いがあります。いずれにしても肛門周りはムダ毛の濃いパーツなので多くかかってしまうと思っていた方が賢いかもしれません。
Oラインの脱毛費用
脱毛費用はエステだと1回あたり3,000円から20,000円、クリニックだとおおよそ1回あたり5000円から30,000円くらい、高いクリニックではなんと1回40,000!と幅があります。料金幅があるのは複数回のコースやVIOラインがセットになった脱毛よりも、Oライン1回きりの単品脱毛のほうが、料金を高めに設定しているからです。
いずれにしても複数回施術しなければ脱毛効果はでないので、コースとして受けたほうが安く脱毛できます。自分のニーズに合ったサロンを選ぶのがもっとも賢い方法なので複数の脱毛サロンやクリニックで見積もりを取り、料金比較して選びましょう。
まとめ
- 見た目の点からも衛生面や介護の負担面などからも、Oラインのムダ毛は処理はメリットがある
- Oラインのムダ毛処理を自分で行うのは非常に危険
- Oライン脱毛にはフラッシュ脱毛・レーザー脱毛・ニードル脱毛・ブラジリアンワックス脱毛がある