女性に比べ体毛が濃いのでお悩みの男性は多いはず。男の体毛はどのように処理すればよいのでしょうか。
このページでは、自宅で取り組める5つの処理方法とクリニックで受けられるレーザー脱毛の特徴を解説しています。自分に合っている処理方法を見つけてみませんか。
自分の体毛(ムダ毛)、濃いの?薄いの?~部位別に要チェック
体毛が濃いかどうかの判断には、あくまでも個人差があります。
どこまでが許容範囲で、どこからが「濃い」と言われてしまうのかは、それぞれの価値観によって異なるからです。
手っ取り早い方法は、ほかの人と比較してみること。
それでも分かりにくい場合は、以下のことに気を付けて判断するといいでしょう。
腕や足の毛
薄着になる夏は特に目に付く部位でもあります。
「すね毛が濃い人がハーフパンツを履いているのは気持ち悪い」
「電車などで剛毛の腕の人と接触してしまった時、すごく不愉快な気分になった」
などといった女性からの厳しい意見があるのも事実。
一方で、
「腕や足に全く毛がない、ツルツルの人はイヤ」
「自分より薄くなければいい」
といった意見も…。
腕や足の毛は、長くてもせいぜい2~3cmが限度と思いましょう。
胸毛
冬は他人様の目に触れることは滅多にありませんが、薄着の季節は要注意! シャツの隙間から胸毛がごっそり見えると、不快に感じる女性が多いと言われています。
「それが男らしくて好き!」 という女性もいるのは確かですが、基本的には抵抗を感じる人の方が多いようです。
体毛の中では不人気NO,1の部位と言っても過言ではないでしょう。
ワキ毛
極端なケースでない限り、濃いか薄いかを判断することが難しい部位のひとつ。
分かりやすい目安としては、腕を両脇に軽く下ろした時にワキからはみ出る毛の量がポイント。かなりの毛がワキからはみ出ているような場合は要注意レベル。
短めの半袖シャツの袖部分からワキ毛が出てくるようであれば、処理が必要なレベルだと思っておいた方がいいでしょう。
腹部の毛
主にヘソ周辺からデリケートゾーン、太ももにかけての毛も気になります。
普段は見られることがない部位ですが、水着になる時などは悪い意味で注目を浴びてしまう可能性があります。
この部位の毛が濃いタイプは、ヘソから太ももまでの毛が途切れることなく生えていることが多く、どこまでが陰毛なのかも分かりません。
それが女性に不快感を与えることに繋がっているとも言われています。
男の体毛処理方法
カット
ムダ毛を手軽にカットするならハサミ!と思いがちですが、普通のハサミで毛をカットすると毛先が尖ってしまうため、肌に触れるとチクチクします。
ハサミでカットする場合は、できれば毛髪専用の物を利用することをオススメします。
毛抜き
かなり地味で地道な作業にはなりますが、毛抜きで1本1本抜いていくという人もいますよね。
非常に時間がかかる方法ですが、中にはこの地道な作業をこよなく愛する人もいるそうです。
カットするよりは効果の高い方法ですが、広い範囲を行なうには根気が必要不可欠で、ある程度時間に余裕のある人の処理方法と言えるでしょう。
バリカン
「バリカンでの脱毛って素人でも失敗しないの?」 バリカンはプロが使用する物と思っている人もいるようですが、そんなことありません。市販されている最近のバリカンは非常に優秀。
- カットする長さを調整できるアタッチメント
- 使用する場所を選ばない充電式コードレス
- 風呂場でも使用可能な防水機能
といった機能が充実。
商品のタイプにもよりますが、頭髪だけではなくあらゆる部位のムダ毛処理に使える物もあります。
ブリーチ
「切ったり剃ったりするほどでもないけれど、ムダ毛の量がちょっと気になる」
「海に行く時だけ、どうにかしたい」
という人はブリーチ(脱色)がオススメです。
体毛の色が目立たなくなるだけでも、そのイメージはガラリと変わります。
即効性はあるものの、数日経つとブリーチ部分の下から新しい黒い毛が生えてきます。
2~3日であれば効果がありますが、それ以上の持続性はないと思っておいた方が良いでしょう。
また肌の弱い人、肌荒れを起こしやすい人は注意が必要です。
事前に必ずパッチテストを行なってから使用するようにして下さい。
除毛クリームを使う
一度にたくさんの毛をごっそり除毛できる商品もある除毛クリーム。
商品の種類も多く、その効果の表れ方も様々です。
除毛したい部位にクリームをたっぷり塗布し、5~10分程度放置してから拭き取って洗い流すというのが一般的なやり方。
中には1週間程度は生えて来ないという商品もあります。
手足専用タイプからデリケートゾーンにも使用可能というタイプ、また敏感肌用までいろいろあります。
こちらも事前にパッチテストを行なうことが基本。
肌トラブルを避けるためには必要不可欠なことなので、必ず行なうようにしましょう。
ツルツルを目指すにはクリニックでの脱毛がおすすめ
持続性のあるしっかりとした脱毛効果を得たいのであれば、クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。
エステサロンなどで行なわれている光(フラッシュ)脱毛は照射力が弱く、ツルツルを目指すとなるとレーザー脱毛の1.5~2倍の回数や時間が必要になります。
光脱毛の場合は「脱毛」ではなく、「減毛したい」という人に向いている脱毛方法です。
レーザー脱毛は特殊な光で黒い色素を感知し、毛根にある毛母細胞を破壊する脱毛方法です。発毛のもととなる細胞にダメージを与えるので、そこから新しい毛が生えてくることはほとんどありません。
光脱毛よりも照射力が強いことから、高い脱毛効果を短期間で実感できるのが大きなメリットと言われています。
▼ツルツルにしたい場合の男性の平均的な脱毛期間
部位 | 光脱毛 | レーザー脱毛 |
体毛 | 8~12回 (1年半~2年半) | 6~10回 (1~2年) |
ひげ | 15~25回 (2~3年) | 10~18回 (1~2年) |
レーザー脱毛の場合、
体毛で1.5~2ヶ月に1回
ひげで1~1.5ヶ月に1回
のペースで施術を行なうケースが多くなっています。
もちろんこれには、脱毛する部位・毛の量・毛の質・肌質によっても個人差があることなので、あくまでも平均的なパターンと考えて下さい。
レーザー脱毛の場合、はじめの3~5回程度の照射でかなりの毛が抜け落ちるため、その後は少し間隔を空けて施術するというケースも多いようです。
クリニックで脱毛を行なう大きなメリットのひとつとして挙げられるのが、「医療機関ならでは」の安心感があることです。
脱毛では軽い火傷状態、毛嚢炎、肌荒れなどの肌トラブルが起きることも少なくありません。
しかしそんな場合でもクリニックなら、医師が迅速・適切な処置を行なってくれるため、次の施術を延期しなければならないようなことにまで重症化しないで済みます。
また「今日は肌の調子があまり良くないけど、施術を受けても大丈夫かな…」といった不安がある場合も、プロの目でしっかり判断をしてもらえるので安心できます。
更に「痛みに弱い人」「脱毛時の痛みが耐えられない人」には、軽い麻酔を使用できるのも医療機関ならではのメリット。麻酔の使用を望む人は事前に問い合わせて、その詳細を確認するようにして下さい。
「たかが脱毛」と思う人もいるかも知れませんが、肌へのダメージが大きいことは間違いありません。
クリニックでの脱毛はその効果が高いだけではなく、肌の状態についてもしっかり診てくれるという安心感も得られるのです。
まとめ
- 体毛が濃いかどうかの判断には個人差があるため、手っ取り早く知るには他の人と比較してみること。
- 自宅でケアできる方法も何種類もあり、自分の体毛の状態に合った処理を見つけることが可能。
- より確実に脱毛するのであれば、専門のクリニックでの脱毛がおすすめ。