予想以上に高額になることがあるメンズ脱毛。検討を始めると価格が気になりますよね。
このページでは、メンズ脱毛の価格を調べるときに気を付けたい3つのポイントとクリニックとエステの部位別・価格相場を解説しています。これらの情報を参考にすれば、メンズ脱毛に必要な費用が分かるはずです。
脱毛価格を調べる際に気を付ける3つのポイント
部位別の表示価格に要注意
脱毛の金額をネットで検索していると、どうしても金額の数字ばかりに目が行ってしまいがちですが、それがちょっとした落とし穴。
もう一度、頭の中をリセットして見てみましょう。
ひとつの部位の脱毛範囲が、全国共通ではないということを頭に入れておくことが大切です。
例えば「腕」と表示されている場合、ひじ上、ひじ下、手の甲や指、これらのどこまでが「腕」に含まれている価格なのかをしっかりチェックしましょう。
A店では全部が含まれた価格になっていても、B店では手の甲や指は含まれていない価格になっていることがあります。
部位別料金の詳細が載っているページがあれば、そこで施術範囲が分かるようになっていますが、はっきり分からない場合は直接問い合わせてみることをオススメします。
金額だけでなく、脱毛回数にも注目して!
エステサロンやクリニックでの脱毛では、3回コース・5回コース・10回コースといった選択肢が目に付きます。
「1回都度払い」にするよりは、コースの方がいくらかお得な金額設定になっている筈です。
しかしここでも頭をリセットして考えてみましょう。
クリニックで行なうレーザー脱毛とエステサロンで行なう光脱毛では、その照射力に大きな違いがあります。この違いは脱毛回数や期間にも当然影響してきます。
もちろん個人差や施術部位によっても違いがありますが、ツルツルの状態を目指すのであればレーザー脱毛で平均1年~2年、光脱毛の場合はその1.5倍~2倍の時間を要すると考えてもらっていいでしょう。
「クリニックの10回」と「エステサロンの20回」。
このような脱毛効果の違いも視野に入れて、比べてみることが大切です。
「脱毛料金」には何がどこまで含まれているの?
ひとくちに「脱毛料金」と言っても、その金額が「脱毛のみの料金」というケースは殆どありません。しかしそこに含まれる内容は様々で、脱毛を行なう前の段階できちんと確認しておく必要があります。
クリニックでは…
- 初診料
- 再診料
- 剃毛代
エステサロンでは…
- 入会金
- 剃毛代
- セルフケア商品(化粧品、サプリメント、美顔器などのスキンケア商品)
といったものが必要になってきます。
また照射漏れがあった場合の対応、肌トラブルが発生した時の治療費や薬代などがどうなっているかを確認しておくことも大切です。
クリニックとエステの施術部位ごとの価格(1回都度払いの場合の料金)
ここではエステサロンとクリニックでの主な部位の脱毛金額を比べてみましょう。
部位 | エステサロン | クリニック |
---|---|---|
両頬 | 4,200円 | 20,000円 |
もみあげ | 4,200円 | 13,000円 |
鼻下 | 4,200円 | 10,000円 |
口下 | 3,150円 | 10,000円 |
顎 | 4,200円 | 13,000円 |
両肘上 | 12,600円 | 40,000円 |
両肘下 | 12,600円 | 35,000円 |
両ワキ | 8,400円 | 20,000円 |
背中 | 10,500円 | 64,000円 |
胸 | 14,700円 | 54,000円 |
腹 | 14,700円 | 54,000円 |
両膝下 | 15,800円 | 40,000円 |
あるエステサロンとクリニックの施術部位別の料金を表示してみました。
その価格差は3~6倍程度、クリニックの方が高くなっています。
このクリニックの料金には再診料・クーリング代・ジェル代・クリーニング代が含まれています。
エステサロンの月額制とは?
最近になって一部のエステサロンが「月額制」というシステムの導入を始めています。
この月額制、店舗によっていろいろなサービスになっているため、その内容をしっかり把握することが大切です。
脱毛の回数を予め決めて月払いにする、いわゆる分割払いパターン。もうひとつは脱毛の回数を決めずに、毎月決まった金額を支払っていく一般的な月額制です。
- 一般的な月額制
最初に脱毛回数を決めずに、毎月決まった金額を支払っていくパターンです。施術に不満があったり、自分の事情で通えなくなったりした場合、いつでもやめられるというのが大きなメリット。解約手数料なしで解約可能です。但し契約が続いている限り、脱毛に通えない月の支払いも発生します。 - 分割払いパターン
最初に脱毛の回数を決めて、その金額を月払いにすること。ローンと一緒で既に全回数を購入した状態にあるため、途中で解約する場合は手数料が必要になることもあります。
これらの月額制は、
- 一括払いが出来ない
- ローンが組めない
- ローンを組むことに抵抗がある
というような人にも脱毛が始めやすいようにするのが狙い。
最初の1年だけキャンペーン価格になっているようなエステサロンもあります。
気軽に脱毛を始めてもらいやすくするためのシステムですが、安易に飛びつくのではなく、細かい規約までしっかり目を通すようにしましょう。
知っておきたい!クーリングオフ&返金保証制度
クリニックでの脱毛の場合、「医療機関なんだから保険診療にならないの?」という疑問を持つ人もいます。レーザー脱毛は医療行為ですが、あくまでも美容目的であるため、自由診療となるので全額自己負担になります。
またエステサロンにはクーリングオフというシステムが適用されますが、医療脱毛には適用されません。
- クーリングオフ
何らかの契約をした後、頭を冷やして(Cooling off)考えてみる時間を消費者に与え、一定期間内であれば契約を解除できる特別なシステム。
但し医療機関での脱毛に関しても、「安心返金保証制度」といった独自のシステムを取り入れているクリニックもあります。
これは脱毛の施術に納得がいかない場合、残りの施術料金を解約手数料なしで返金してもらえるというシステム。
クーリングオフが適用されないクリニックでは、消費者にとって非常に重要なシステムと言えるかも知れません。
クリニックなどでの医療機関の脱毛では、万が一肌トラブルがあった場合、医師が常駐しているため、迅速かつ適切な治療が行われます。
ではエステサロンの脱毛で肌トラブルがあった場合はどうなるのでしょうか。
エステサロンの脱毛で肌トラブルが起きた時は!?
医療機関での脱毛で肌トラブルが生じた場合は、その治療費や薬代をクリニック側が保証してくれるシステムがあります。
しかしエステサロンは医師が常駐していないため、話が変わってきます。
エステサロンでの脱毛で肌トラブルが発生した場合、自分で医療機関を受診し、治療を受ける必要があります。
もちろんその治療費はエステサロン側が払うべきものと思ってしまいますが、実際は費用の請求をしても認められないケースが少なくありません。
事前のカウンセリングでは、
- 脱毛の希望範囲、その回数や費用
- 脱毛料金に含まれるもの、含まれないもの(別途支払いが発生するもの)
- 肌トラブル時の対応
などお金に関することは曖昧にせず、しっかり聞いておきましょう。また自分にとって必要な内容とそうでないものの取捨選択をきちんと行なうことも重要。何でも勧められるままに受け入れていたら、お金がいくらあっても足りません。契約する場合は契約書を時間をかけてじっくり読み、その内容をしっかりチェックしておくことが重要です。不明な点はサインする前に解決しておきましょう。
まとめ
- ひとつの部位の範囲が全国共通ではないので、ハッキリわからない場合は直接問い合わせを。
- エステサロンとクリニックの料金を比較すると、クリニックのほうが3~6倍程度高くなっているが、クリニックの料金には再診料・クーリング代・ジェル代・クリーニング代が含まれている。
- エステサロンで肌トラブルが起きた場合、自分で医療機関を受診し治療を受ける必要がある(費用はもちろん自腹)。