医療脱毛を受けるにあたり心配になるのが痛みですよね。
医療脱毛はなぜ痛いといわれるのでしょうか。その理由を解説するとともに、痛みを軽減する施術とセルフケアを紹介します。
このページを見れば、痛みに対処しつつ医療脱毛を受ける方法がわかります。心配な方は確認しておきましょう。
医療脱毛を痛いと感じる原因は?
医療脱毛の施術には痛みを伴います。その理由は3つあって、一番大きな原因は医療脱毛のメカニズムによるものでしょう。
他には脱毛器の種類によって異なってくるのが現状でしょう。では詳しく見ていくことにします。
医療脱毛のメカニズムによって痛むのが大きな原因
医療脱毛の痛みは、毛根を破壊しようとする熱の力が皮膚に伝わってしまうことです。
脱毛器から照射される熱のパワーは相当なもの。
レーザーは黒い色に反応し、ムダ毛だけでなく周辺の皮膚にも熱の刺激が伝わって痛みを感じてしまいます。
脱毛器の種類によっても痛みは変化する
いくつかの種類がある医療脱毛器ですが、種類によって痛みが変わってきます。その主な理由は冷却装置の有無だと言われているでしょう。ではどのようなものがあるのでしょうか。
◇ダイオードレーザー
現在医療脱毛器の中でも主流で最先端を行く。痛みが少なくうぶ毛にも対応している。
◇アレキサンドライトレーザー
1997年に導入され広く使われている医療脱毛器。
痛みはダイオードレーザー以上だと言われているが、口コミではアレキサンドライトレーザーのほうが痛くないという声も。
◇ロングパルスヤグレーザー
肌の色に左右されず脱毛できる医療脱毛器。痛みは控えめでダイオードレーザー程度だと言われている。
医療脱毛の痛みを軽減する施術方法
どうしても医療脱毛を行うときに生じてしまう痛みですが、少しでも軽減する方法があるのでご紹介しましょう。
「レーザー脱毛」の選び方や施術方法など、医療脱毛のメインとなる部分についてみていきます。
まずは痛みに弱いとされているダイオードレーザーを選ぼう
まずは痛みが弱いとされているダイオードレーザーなら痛みを軽減することができるでしょう。
その理由は肌の色には反応しにくいぶんダメージを減らすことができるからです。ダイオードレーザーはいくつかの種類にわかれていて、痛みにも違いがあるとされています。
ダイオードレーザーのひとつ、ライトシェアデュエットでは毛穴を開くよう、皮膚を引っ張ってからムダ毛に反応しやすい状態にし、レーザーを照射します。よって照射出力を抑えられるぶん、痛みを軽減できるのです。
ソプラノもダイオードレーザーのひとつで痛みを軽減するのに役立ちます。通常のレーザー脱毛は刺したり弾いたりしたような鋭い痛みを感じるところ、ソプラノは照射口が熱く感じるため、痛みを感じることなく脱毛できます。
医療脱毛器の中でもダイオードレーザーは痛みに配慮しているので、痛いのが苦手な方が試してみる価値はありそうです。ただ中には痛みを感じたという方もいるので、自分でいろいろ試してみて合ったものを使うのがベストだと言えるでしょう。
痛みがつらかったら麻酔を使用しよう
基本的にどの医療脱毛も熱によってムダ毛を破壊するため痛みが生じてしまいます。
そのような方のために麻酔を使って脱毛するクリニックもあります。万が一に備えて麻酔が使えるのかどうかを契約前にしっかり確認しておきましょう。
痛みを軽減する医療脱毛のセルフケア
クリニックでの施術や脱毛器の種類だけでなく、セルフケアでも医療脱毛の痛みを軽減することができます。
ここでは自分でケアすることによって少しでもレーザー脱毛の痛みを軽減する方法についてご紹介しましょう。
保湿しよう
脱毛期間中はしっかり保湿しましょう。うるおいのある肌は痛みが和らぎます。
なぜかと言うと、水分が熱のエネルギーを吸収してくれるから。またうるおいのある肌は痛みが軽減されるだけでなく、レーザーが届きやすくなるため脱毛効果が高まります。
保湿方法はローションやクリームを使って毎日継続することが大切です。特に施術1週間前から前日まで丁寧に行うと痛みを軽減させるのに効果的ですよ。
医療脱毛の効果を高めるためにもぜひ行いましょう。
日焼けに注意しよう
しっかり日焼け対策しましょう。医療脱毛器のレーザーは黒色に反応するため日焼け肌にも反応してしまい、強い痛みを感じてしまいます。
また黒い肌はやけどになってしまうので注意しましょう。さらに黒いと熱が肌にも分散されてしまうので脱毛効果の低下にもつながります。
また日焼けした肌のトラブルを避けるため出力を調節しなくてはならず、脱毛効果が下がってしまうことも。日焼け止めや日傘などを効率的に使って紫外線対策を行うと医療脱毛の痛みを軽減できますよ。また効果を高めるのにも役立つので実践しましょう。
生理前・生理中の脱毛は避けよう
生理前・生理中は肌バリア機能が低下するため敏感になり、痛みを強く感じてしまいます。
また生理期間中は肌の水分保持力も下がってしまうので注意が必要です。どうしても敏感になりがちなので、この時期の医療脱毛は避けるようにしましょう。
痛みはもちろん肌ダメージも強く感じてしまう時期なので、トラブルを避けるためにもレーザー脱毛を避けるのは正しい方法かもしれませんね。効果を高めるため、痛みを軽減するために生理時期をずらして行いましょう。
脱毛サロンである程度脱毛しておくのも手!
まずは脱毛サロンである程度ムダ毛を減らしておくのも一つの方法です。
エステの脱毛は医療脱毛と比較すると出力が少ないぶん、痛みもあまり感じません。反面、ある程度ムダ毛を減らすとしても少し時間がかかってしまうというリスクがあります。
ただ脱毛サロンでムダ毛を減らすことによって、最小限の痛みで医療脱毛することも可能です。もしあまりにも痛みに弱く、少しでも早く脱毛したい場合はエステとクリニック脱毛の併用をおすすめするという方法もありますよ。
部位ごとに痛みが違う理由
医療脱毛器そのものの痛みについてご紹介してきました。ここからは部位ごとに痛みが違う理由について見ていきましょう。
部位ごとに痛みが違う理由は皮膚のデリケートなところなのか、そうでないのかによって決まります。
ただ施術部位による痛みの違いと言うよりも、体質による個人差など、以下のような要素によって医療脱毛による痛みの感じ方に違いが生じてくることが本当の痛みの理由になります。
- ムダ毛の太さ
- ムダ毛の量
- 皮膚の色
- 皮膚の厚み
- 皮膚の保湿状態
同じ施術部位でも個人差によってそれぞれの要素が違ってくるので、医療脱毛の痛みには個人差があるのが普通です。
ただ個人差があると言っても施術部位ごとに痛みの感じ方が似ていることはたしかです。
痛みを強く感じてしまいやすいワキ・VIOライン・顔
皮膚が薄いVIOラインやワキ・顔はあらゆる刺激に敏感なので、医療脱毛で特に強く痛みを感じてしまうという方も少なくありません。
またデリケートゾーンやワキはムダ毛が濃いことも関係しています。脚のムダ毛が濃い方も痛みが強く、特にヒザ周りはムダ毛の量が多く太い毛が生えているのでいっそう刺激を感じやすいのが特徴でしょう。
あまり痛みを感じないのは腕・手の甲指・背中やおなか…など
反対に医療脱毛であまり痛みを感じないのは腕・手の甲指・背中やおなかなど、ムダ毛が薄く少ないところです。脚の日焼けがなくムダ毛も薄いようならそれほど痛みを感じないはずです。
部位ごとに痛みの傾向は決まっていますが、必ず痛みがある・痛みがないとは言えないのが本当のところでしょう。あらゆる要素が絡んで医療脱毛の痛みを感じてしまうと覚えておくのが正しいと言えます。
医療脱毛の痛みの度合いや原因を知っておけば、いざ脱毛を開始してから驚くことはないでしょう。
契約したあとに「痛みがつらいからやめたい」という失敗を防ぐことができます。しっかり知って快適に脱毛しましょう。