女性だけでなく男性も身だしなみの一環として腕毛を処理する時代になってきています。
ビジネスシーンやプライベートでも、ふと腕が見える時に毛深い人とツルツルの人では清潔感が違って見えます。
ですが、腕毛処理の商品はいまだに女性の物が多い現状において、男女一緒の物を使っても効果は変わらず発揮できるのでしょうか。
男女の体毛の違いとは?
男女それぞれで毛深さというのは個人によって異なりますが、男性と女性を比べると男性の方が毛の量は多いです。
男女の体毛の違いを詳しく見ていきましょう。
体毛の量
まず言えることは、女性よりも男性の方が体毛の量は多いということです。 これはホルモンバランスが関係しています。
男性ホルモンは筋肉をつけたり皮脂の分泌量を増加させる他、体毛を太く硬くさせる作用を持っています。
この男性ホルモンの量が多いと毛が濃くなってしまうので、男性は相対的に男性ホルモンの量が多いため体毛の量も多くなってしまうのです。
女性でも体毛の量が多く悩んでいる方もいますが、原因の一つとしてこの男性ホルモンの量が多いことが考えられます。
また、ホルモンの量について遺伝する部分もあるため家系で男性ホルモンの量が多い性質が遺伝してしまった場合もまた体毛の量が濃くなると言われています。
体毛の種類
体毛の種類も男性と女性では異なります。 体毛というのは無性毛、両性毛、男性毛の3つにわけることができます。
無性毛というのはその名の通り性別関係なく幼少時より生える毛のことで、眉毛やまつげ、腕や脚といった部分の毛を指します。 両性毛は男性女性の両方に生える古来よりフェロモンに関する部分の毛のことを指し、脇や、陰毛を示しています。
男性毛は男性だけ生える毛ということではなく、男性ホルモンの影響によって生える毛のことなので、女性でも少なからず生えるようになっています。
部位的にはヒゲ、胸毛、腕や脚、前頭部、頭頂部等がそうです。
男女の脱毛の違いとは?
男女が行う脱毛には、悩んでいる部位に差が出るため用途が違ってきます。
しかしながら男性でも女性でも兼用できる脱毛クリームが出回っているかと思いますが、部位は違えども作用する毛は同じという点では変わりがないということなのでしょうか。
一番違いが出るのはヒゲ?
男性が最も脱毛をしたい部位で、男性専用脱毛クリニックでも一番の人気を誇るのはヒゲです。
ヒゲは男性ホルモンの影響を強く受け生えてきますので、女性でもヒゲは生えますが産毛程度のものです。
一方男性に生えるヒゲは毛根が深く強いため生えてきた部分で腕をこすられるとたわしでこすられている気分になるほど固いものになります。
そのため、他の部位と同じように脱毛機器や脱毛クリームを使っても思ったように効果が見られないということもあるのです。
脱毛機器も男女兼用が増えている
そうした中で、家庭で使える脱毛機器も時代に合わせて変化してきています。 以前まで脱毛器と言うと女性が使うようなデザインや広告ばかりが立ち並び、購入する人も女性がほとんどでした。
ですが、男性の中でも脱毛したいという方は少なからずおり、近年さらに増加傾向にあり、脱毛機器もそれに合わせ男女兼用の脱毛機器を販売するようになりました。
男性は脱毛クリニックに足を運ぶことに恥ずかしさを感じてしまうことが多いようで、こういった脱毛機器にて脱毛を気軽にできることは男性にとってメリットが大きいです。
加えて男性は女性と違い永久脱毛をしたいわけではなく、今ある毛を薄くしたいといった願望の方が強いです。
そのためクリニックに通うほどではないが脱毛をしたいといった悩みを答える形でも男女兼用の商品は嬉しいといった反響があるのです。
脱毛クリームも男女兼用
脱毛機器だけでなく脱毛クリームもいまでは男女兼用のものが多いです。
傾向としては男性に向けて販売しているものですが、女性にとっても使えるというような販売方法が多い印象があります。 これはどういうことかというと、男性の中でも気になるのは肌への負担です。いくらムダ毛を処理してツルツルになったとしても肌がボロボロでは清潔感もありませんよね。
そのため肌への負担が少なく、かつ男性の気になる部分の毛でも脱毛できるクリームが求められています。
その肌への負担の指標として女性でも使えるように保湿成分が配合しているものや、肌の負担を極力減らしたものが男女兼用という形で販売されるようになったことが推測されます。
男女の腕毛処理には共通点がある
女性のムダ毛処理の定番として腕毛処理がありますが、男性の腕毛に対する考え方も年々女性と同様になってきています。
ではどうして女性だけでなく男性も腕毛を処理するようになってきたのでしょうか。
女性だけではなく男性が腕の脱毛をするようになった理由
男性が腕の脱毛をするようになってきた背景には、女性の意識が影響しているのが一つです。
昔のように男性は毛深いものだからという女性は少なくなってきており、清潔感=毛が薄い男性という認識が高くなっています。
その認識が男性間でも浸透しており、腕というのは露出する機会が非常に多く、夏場のビジネスシーンでは半袖シャツで行動することも多くなっています。
そうすると嫌でも先方に腕をさらすことになり、毛深いとそれだけで悪い印象を与えてしまうことにもなります。
こういった認識の変化によって男性でも腕の脱毛をするようになってきました。
腕のムダ毛を自己処理する方法
腕のムダ毛を自分で処理する方法には2つあります。
一つ目はカミソリで剃る方法です。
カミソリは現在生えている部分の毛を刃で剃り落とすことにより肌をツルツルにさせる方法ですが、剛毛の方ですと上手く剃れない可能性があります。
もしカミソリで剃れないのであれば、脱毛クリームを使うようにしましょう。
脱毛クリームは処理したい部位に塗って数分間馴染ませることにより、クリームの中の成分が毛を溶かしツルツルにしてくれます。
その後クリームを拭き取り、シャワーで洗い流せばムダ毛の処理は完了です。 カミソリで行うよりも効果があり、肌も比較的傷まずに済むのでおすすめです。
腕脱毛のメリット
腕脱毛のメリットとしては、まずは肌に触れることで相手に不快感を与えないということです。
見た目も腕がモジャモジャしているよりはツルッとしていたほうが、清潔感があり印象もよく見えます。
触った感触も同様に毛が多いと何だか気持ち悪い印象を与えてしまいがちですがツルツルですと何度も触りたくなってしまいます。
それにレーザー等で脱毛をした場合には普段から腕毛の処理を何度もしている人にとっては回数が減るだけでなく、処理をしなくてもよくなるというのは大きなメリットです。
腕脱毛のデメリット
一方脱毛のデメリットもいくつかあります。
一つ目は脱毛方法によって痛みを伴ってしまうということです。 脱毛クリームやカミソリで行う時は、アフターケアの保湿をしっかりしなければ肌に負担がかかり炎症を起こしてヒリヒリしてしまうこともあります。
カミソリですと皮膚に刃をあて剃ることになるのでカミソリ負けをすることもあるでしょう。 レーザー脱毛なども効果は高いものとなっていますがその分痛みを伴います。
クリニックによっては麻酔などもしてもらえますので聞いてみるのもよいでしょう。 二つ目は料金がかかるということです。
脱毛をするには脱毛クリーム代や脱毛クリニックへ通う料金というものが必ずかかります。
効果が高いものであればあるほど料金も増してきますので十分に理解しておきましょう。
男女関係ない?医療レーザーでの腕毛処理
普段の腕毛処理の手間をなんとか減らしたいということであれば、医療レーザーによって腕毛を処理してしまうという方法もあります。
いまは女性専用のクリニックだけでなく、男性専用の脱毛クリニックもありますので、気兼ねなく通うこともできるようになっています。
男性でも通えるクリニック
男性でも通える脱毛クリニックは年々増えてきています。
「湘南美容外科」や「ゴリラクリニック」、「メンズリゼクリニック」といった場所で医療レーザーによる脱毛を行っています。
これらも男性専用のクリニックなので、お住いの近くにこういったクリニックがあるかどうか探して足を運んでみるのも良いでしょう。
腕の永久脱毛、男女で回数の違いはあるのか
腕の永久脱毛を考えた場合、男女で回数の違いはあるかと言われると微妙な所ではあります。 腕毛の濃さを考えた時にはもちろん男性の方が濃い傾向になりますので回数は多くなるでしょう。
女性の場合は5~6回通うと90%ほど腕脱毛が完了するという平均値がでています。 男性が腕の永久脱毛を完了する場合は10回以上通う可能性が高いですが、男性の場合ツルツルよりも薄くなれば良いという考え方をする人が多いため実際にどれくらいで永久脱毛が完了するかというのがわかりにくい現状です。
そしてレーザー脱毛による効果は個人差が大きいため、女性と同じ回数でツルツルになる方もいれば、倍はやらないといけないといった具合なので、男性が腕毛の永久脱毛を考えた場合は10回コース等いきなり大きい数の契約ではなく、少ない回数のコースで様子を見ていくのが良いでしょう。
レーザー脱毛の申し込み方
レーザー脱毛を申し込む場合は、メールまたは電話でクリニックに予約をするところから始まります。
そうして来院すると問診票に必要事項の記入をお願いされますので記述してください。 その後カウンセリングと診察で肌の状態を確認した後に脱毛施術に入ります。
レーザー脱毛の申し込みは最初のメールか電話の時だけであとはクリニックにて相応の手続きをしてくれますのでこちらが手間になることはありませんので安心してください。
医療レーザーによる腕脱毛の施術の特徴について
医療レーザーによる脱毛は、永久脱毛と呼ばれるほど効果が高く長続きするのが特徴です。 レーザーによって特徴があり、腕毛の色素に反応して熱を照射し毛根を破壊していくタイプと、産毛にもしっかり反応して脱毛させていくタイプがあります。
これは患者によって使い分けられるため、自分がどのような脱毛をしてほしいかしっかり伝える必要があります。 施術の特徴としては、レーザーのあて方や強弱によって痛みを伴う場合があるため、都度痛みがないか肌の状態等を確認し細心の注意を払って施術が進められます。
レーザーの光が目に入らないようにアイガードをしてくれるクリニックもあります。
施術後は、肌の負担を軽減するために保湿クリームやオイルで炎症を抑えてもらい、アフターケアの説明をして施術は終わります。
その後も2~3ヶ月に1回毛の成長期に合わせて通院し施術することで、脱毛効果をより高めることができるのもレーザー脱毛の特徴の一つになっています。
まとめ
- 体毛には男女差がある
- 脱毛方法は体毛によって変える必要がある
- 最近では男女兼用の商品が増えている