鼻から出ているとイメージダウンにつながる鼻毛。小まめに処理しなければならないのでお困りの男性が多いはず。
このページでは、クリニック・エステで受けられる鼻毛脱毛と自宅で行える鼻毛の処理方法3つを解説しています。鼻毛を処理したい方は、確認しておきましょう。
鼻毛が伸びる原因
鼻毛の処理を毎日マメにしている人もいえば、ほとんどしないという無頓着な人もいるなど、男性は両極端。
鼻毛は相手から最もよく見えるところであり、とあるアンケートでは「相手の鼻毛が気になったことがある」と答えた人が半数以上にもなったとか。
特に、デート中に鼻毛が見えてしまうことは女性にとっても印象が悪く、特に初めてのデートであれば男性の魅力が半減してしまいます。
気づいたことをすぐに伝えてくれる女性ならいいのですが、ほとんどは見て見ぬ振りをしたまま。男性が後で気づいて恥ずかしい思いをするパターンが多いので、注意が必要です。
毎日鏡を見ていても正面からではなかなか気づきにくい部分であるため、ついつい処理を怠ってしまいがちですよね。
さて、鼻毛が伸びてしまう原因の一つが、空気が汚れた環境にいることです。
そもそも、鼻毛は体の中にウイルスが入らないようにガードをしたり、喉や鼻の粘膜に潤いを保つ重要な役割があります。
また、空気中の埃やチリが体に入らないようにブロックしてくれる役割も担います。
つまり、私たちの健康を維持するために欠かせない存在です。
例えば、交通量の多い場所にいることが多いとか、埃っぽい部屋に住んでいるなどでは、防御反応として鼻毛が伸びてしまいます。
また、タバコも大きな原因の一つ。タバコの煙は、体にとって有毒なものであるために体にその空気を入れないように、鼻毛を伸ばすことで守ろうとするのです。
その他、男性ホルモンも影響します。
元々の毛質が太く濃い男性ですが、ストレスや偏った食生活など生活習慣が乱れると男性ホルモンのバランスが乱れ、肌がべとついたり、毛が伸びやすくなります。
「つい最近鼻毛の処理をしたばかりなのに、もう伸びてしまった」と焦った経験のある人はいませんか。
仕事や家庭でのストレスや疲れが原因かもしれませんので、今一度生活を見直してみましょう。
自分でする鼻毛の処理
最も気軽にできるのが、自宅での自己処理。
日常の鼻毛処理にはどのような方法があるのかについてご紹介します。
はさみ
一番手軽な方法が、はさみでカットすることです。
洗顔や髭剃りのついでに短時間で処理をすることができるので、面倒くさがりの男性にもオススメの方法。
鼻の中は粘膜なので傷つきやすく、ちょっとの刺激で腫れて出血してしまうので、使うハサミの刃先は丸いものを選ぶといいでしょう。
ドラッグストアなどで、鼻毛用のハサミが売っているので、専用のものを使うのがベスト。
ハサミでカットするときには、鼻の入り口にある部分だけにして、奥の方までハサミを入れないようにしてください。
あまりに短くカットしすぎると、鼻毛のフィルターの役割がなくなり、鼻やのどが乾燥しやすくなったり、ウイルスが体内に入り込み風邪や感染症にかかることがあるので注意しましょう。
毛抜き
毛抜きも手軽にできる方法として、多くの人が行っています。
ただ、毛抜きで抜くと痛みが強く、特に皮膚が薄くてデリケートな鼻ではなおさらのこと。
毛抜きで抜く時には、皮膚や毛細血管とくっついている毛を無理矢理引き離すため、細い血管から出血し、毛穴が腫れてしまうことがあります。
鼻の粘膜は特に炎症を起こしやすく、何本も毛を抜くと粘膜がむくみ、鼻血が出やすくなります。
また、毛抜きの先をきちんと消毒しないと、その傷口から雑菌が入り、吹き出物ができてしまうことも。
鼻の中で皮膚トラブルが起きると、薬が塗りにくいだけでなく、いつも湿った状態なので治りが遅くなり、いつまでもつらい症状を引きずることになりかねません。
どうしても気になる毛は、1~2本程度なら毛抜きで処理をしてもいいのですが、なるべく毛抜きは使わないようにする方が、皮膚トラブルの回避につながりますよ。
ワックス
ご紹介する方法の中で、最もきれいになるのが、ワックスを使って脱毛する方法です。
これは、温めたワックスを脱毛したい部分に塗り、冷えて固まったところを一気にはがしとる方法で、根こそぎ毛を処理することができます。
ワックス脱毛をした後の数日間は、ツルツルの状態でとても快適。
その後、鼻毛は再び生えてきますが、ハサミやかみそりで処理した後のようなチクチク感はなく、何度も繰り返すうちに毛が生えにくくなったり、毛が細くなったことを感じられるようになります。
エステサロンで行う場合と、セルフキットなどを使って自己処理する方法があり、最近急速に広まっている人気の脱毛法です。
ただ、ワックスに絡めた毛を一気に剥がして毛穴から抜くため、大きな痛みが伴います。
また、あまりよく見えない部分なので、うまく処理できるようになるまでには少し時間がかかってしまうのがデメリットです。
エステやクリニックでの鼻毛脱毛は?
鼻は粘膜のため、基本的にエステサロンのフラッシュや、クリニックのレーザーを当てた施術をすることはできません。
前述のように、鼻毛は私たちの体にウイルスなどが入らないように守ってくれるフィルターのようなもの。また、皮膚もデリケートで、炎症を起こすリスクが高いため、取り扱いのないサロンやクリニックが多いのです。
しかし、ごく少数ですが、鼻毛脱毛の施術を行ってくれるクリニックがあります。
施術を受ける前は、あらかじめ自分で鼻毛を短くカットし、照射面の小さな専用のレーザー機械を照射して行われます。
また、ワックス脱毛専門のエステサロンでは、鼻毛をワックスで脱毛してくれます。
最近では、自分で簡単にできるセルフキットも売っていますが、コツをつかむまでが難しいため、特に初心者の人はプロの手にお任せする方が安心。
鼻の穴に温めたワックスを塗り、強い力で一気に剥がします。
ワックスでは、毛穴からすべて抜き去るので、肌の表面が滑らかになるのが特徴です。
数日はツルツルの状態が続き、その後少しずつ生えてきたとしても、きれいな状態は数週間続くので、毎月一度などと決めて定期的に通うのがおすすめです。
鼻毛脱毛の注意点
向かい合って何気ない会話をしている時、ふとした横顔を見た時など、鼻毛が気になるシーンは日常で結構ありますよね。
男性ホルモンの影響で、特に長く太い鼻毛が延びやすい男性からこそ、きちんと処理をして清潔にしておきたいもの。
しかし、だからと言って、むやみやたらに鼻毛を処理するのはよくありません。
鼻毛は体にとってとても重要なパーツだからこそ、大切にしなくてはいけないのです。
よくある失敗が、鼻毛をきれいすぎるほどに処理してしまうこと。
鼻の穴の入り口部分だけでなく、その奥の毛までツルツルにしてしまうと、ウイルスや埃などがすべてダイレクトに体に入ってきてしまうので、風邪をひきやすくなり、体調を崩してしまう原因となります。
また、インフルエンザなど、咳やくしゃみで感染する感染症には、すぐにかかってしまいます。
鼻の奥にハサミや毛抜きを入れるのも、大変危険な行為。
鼻の粘膜は傷つきやすく、その傷口から小さなウイルスが入り込むと、皮膚が腫れたり赤みを帯びるだけでなく、発熱で体調が悪化するなど、体全体に悪影響を及ぼすこともあるのです。
ですから、自己処理をする場合は、使う器具を清潔に保っておきましょう。
クリニックやエステサロンで施術をしてくれるのは、鼻の入り口の部分だけで、奥の方の毛はそのままの状態で残しておきます。
仕事やデートなど、相手に好印象を与えるためのエチケットとして、鼻毛の処理は不可欠ですが、デリケートな部分であるということを理解し、その処理は丁寧に行いましょう。
まとめ
- 鼻毛が伸びてしまう原因の一つが、空気が汚れた環境にいること。
- ハサミでカットするときには、鼻の入り口にある部分だけにして、奥の方までハサミを入れないようにする。
- なるべく毛抜きは使わない。
- 鼻毛脱毛の施術を行ってくれるクリニックは極少数、ワックス脱毛専門のエステサロンでは、鼻毛をワックスで脱毛してくれる。