正しいムダ毛処理を解説|脱毛を受ける前に理解しておきたいポイント

クリニックやエステで脱毛を受けるときに求められるのがムダ毛の自己処理です。間違えた方法で行うと、期待する脱毛効果を得られない可能性があります。ムダ毛の処理はどのように行えばよいのでしょうか。

このページでは、脱毛前や脱毛期間中に行いたい正しいムダ毛処理の方法とNGなムダ毛処理の方法を解説しています。さらに、ムダ毛処理にオススメのグッズ、ムダ毛を処理するタイミングなども紹介しています。

これらの知識を参考にすれば、クリニックやエステで行う脱毛の効果を高められるはずです。脱毛を受けたいと考えている方はもちろん、自己流でムダ毛処理を行っている方は参考にしてください。お肌の状態が変わるかもしれませんよ。

正しくムダ毛処理ができていないと脱毛効果も半減?

エステサロンやクリニックで脱毛の施術を受けている期間中の自己処理、皆さんはどのように行っていますか。
エステサロンやクリニックでの脱毛は、特殊なフラッシュやレーザーを肌に照射して、ムダ毛のメラニン色素と反応させ、そこで発生する熱エネルギーが毛根にダメージを与えることで、毛が抜けるのを促す方法です。

毛には、生え変わりのサイクルである毛周期があり、生まれてから抜け落ちるまでは約2カ月。特殊な光に反応するのは、私たちがもともと持つ全体の毛の3分の1ほどしかないため、約2カ月に一度、新しい毛が生えてくるタイミングに合わせて施術が行われます
何度か施術を受けていても、すべての毛穴で毛周期が違うため、脱毛期間中にも当然ムダ毛は生えてくるわけで、自己処理をすることが必要なのです。

ここで注意しなければいけないのが、脱毛中の皮膚に刺激を与えないようにすることです。

例えば、自己処理の方法として一番多いのが、カミソリ電気シェーバーを使ったものですが、強く押し当てるように毛を剃ったり、何度も同じ場所を繰り返し剃り続けると、それが肌にとっての刺激となり、その刺激から守ろうと、メラニン色素が集まってきます。これが、皮膚が黒ずんでしまう原因です。また、これを続けることで、角質が厚くなってしまい、肌の生まれ変わりであるターンオーバーがスムーズにいかず、色素沈着してしまいます。

前述のように、フラッシュやレーザーが反応するのは、メラニン色素。黒ずみのない肌であれば、ダイレクトにムダ毛にそれらの光が届きますが、黒ずんでいるとムダ毛に届く光の量が減り、効果も薄くなってしまうのです。

ムダ毛処理でやってはいけないこと

脱毛期間中も生えてくるムダ毛の処理は、エチケットとして当然必要なこと。
自己処理の仕方によっては、脱毛の効果が減ってしまう危険性があるということを前述でご紹介しましたが、ムダ毛処理の方法として、特にこの期間にやってはいけないことがあります。

それが、毛を抜いてしまうことです。

毛にはそれぞれに毛周期がありますが、脱毛はこの毛周期に合わせて施術が行われています。ですから、そのサイクルに逆らって強制的に毛を抜いてしまうと、毛周期が変わってしまうので、フラッシュやレーザーを照射してもうまく効果が出なくなってしまいます。フラッシュやレーザーが反応するべきメラニン色素がなくなってしまうからです。ムダ毛を抜いてしまうと、最低でも2週間程度はあけてから施術を行うことになります(詳しくは医療機関などで相談してください)。スケジュールが大きく狂うので注意しましょう。

毛抜きで抜くと、皮膚を強く引っ張ることとなるばかりか、毛根の周辺にも大きなダメージを与えてしまうので、出血炎症を起こしてしまいます。ダメージを受けて弱った毛穴には、細菌が入り込みやすく、赤く腫れたり、吹き出物ができやすくなり、痛み赤みを伴って、つらい思いをしなくてはいけません。

脱毛シートブラジリアンワックスでの自己処理も危険。どちらも、シートやワックスを温めてから、ムダ毛の生えた部分に貼って、冷えて固まったところを一気に剥がすものですが、この時の刺激は結構なものです。うまくいけばとてもきれいになりますが、途中で毛が切れてしまうことなどで上手くいかない場合は、毛が埋もれてしまったり、毛穴が炎症を起こしてシミになるなど、肌に悪影響を及ぼしてしまいます。

多くの人が行っているカミソリでの処理も、注意しなくてはいけません。
リーズナブルで手軽に行うことができるので人気が高い方法なのですが、カミソリでの処理は、直接肌に刃を当てながら行うので、肌を傷つける心配があります。

また、除毛クリーム脱色剤を使っての自己処理も、お勧めできません。
薬品を肌に直接塗るので、刺激が強く、肌荒れ赤み痛みなどのトラブルを起こしやすくなるからです。

以上のほか、自己処理に共通するリスクとして押さえておきたいのが埋没毛です。埋没毛とは、皮膚の内側に埋もれた毛のことです。埋没毛が発生すると、肌は鳥肌のようにボツボツになってしまいます。うまく排出できないと、色素沈着や毛嚢炎の原因になる恐れもあります。

埋没毛が発生する理由は、自己処理で肌に負担をかけるから。これにより毛穴がふさがると、ムダ毛が皮膚の中に埋もれて埋没毛になってしまいます。あるいは、カミソリで剃ることによりムダ毛の先端がとがることも原因になります。皮膚を突き破って毛穴以外の方向へ伸びていくことがあるからです。

埋没毛の好発部位は、ムダ毛の生える方向がバラバラな脇・Vゾーンなどです。自己処理を行う方は埋没毛にも注意しましょう。埋没毛は自己処理後のケアをしっかり行うことなどで防げます。また、自己処理の必要がなくなる永久脱毛が有効な対策とされています。

フラッシュレーザーを使った脱毛の施術では、それらの光とメラニン色素が反応した時に熱が発生しますが、皮膚の内側に熱がこもったような感じや、反応した時の衝撃で、輪ゴムで肌をはじかれたような多少の痛みを感じるものです。最近は、機械の進化によりほとんどそれらを感じなくなってきてはいますが、人によってその感覚は違います。脱毛の施術では、少なからず肌に負担がかかるので、自己処理の時はできるだけ肌への刺激となることは避けましょう

正しいムダ毛処理が必要な理由

脱毛期間中にムダ毛処理が必要な理由は、エチケット以外にもあります。先ほど説明した通り、レーザー脱毛やフラッシュ脱毛は、ムダ毛のメラニン色素に反応して熱を発します。ムダ毛が伸びていると、照射したレーザーやフラッシュが過度に反応してやけどをする恐れがあります。また、レーザーやフラッシュが毛根まで届かず、ムダ毛を処理できない恐れもあります。だから、レーザー脱毛やフラッシュ脱毛を行うまでにムダ毛処理を行うように指示されるのです。

ムダ毛を処理していない状態や剃り残しがある状態で医療機関などを訪れると、レーザーなどを照射する前に剃毛が行われます(初回の施術はムダ毛の生え方を見るためムダ毛処理をしないように勧められることがあります)。利用する施設によっては、オプション料金(剃毛料)を請求されることがあるので注意しましょう。施術を受ける施設の指示に従い、ムダ毛を処理しておくことが重要です。

自己処理時におすすめのグッズ

自己処理をする時にお勧めなのは、電気シェーバーを使った自己処理です。
電気シェーバーは、肌に直接刃が当たらないようにカバーなどでガードされています。
刃もカミソリほど鋭くないため、肌に優しく、また、剃りにくい箇所でも肌を傷つけることなく安全に自己処理をすることができます。

電気シェーバーには、全身用、デリケートゾーン用、ワキ用、顔用など、用途に合わせていくつかの種類があり、それぞれで使い分けることでよりきれいに自己処理をすることができます。

電気シェーバーで剃る時は、はじめに、長すぎる毛を少しハサミでカットしてから電気シェーバーで剃っておきましょう。
気を付けなければいけないのは、お風呂場で使用しないということです。
ウォッシャブルのタイプは別ですが、水は電気を通してしまうため、使用中に感電してしまう可能性があります。例え服を着たままお風呂場で処理をしていたとしても、近くに水があればそれを通して感電してしまうかもしれないので、必ず乾いた場所で行ってください
また、電気シェーバーを長時間使うのもやめましょう
刃にガードがついているため、電気シェーバーで剃った後は少しだけ短い毛が残ります。それを根元からきれいに処理しようと、何度もシェーバーを当てる人がいますが、肌に負担がかかるだけです。

電気シェーバーのメンテナンスも、忘れずに行いましょう。
充電が少なかったり、刃の切れ味が悪いと、場合によっては肌を傷つけてしまうことがあります。

正しいムダ毛処理の方法

脱毛期間中のムダ毛処理は、脱毛の効果をしっかりと出すためにも、正しい方法で行うことが大切です。

自己処理は、カミソリや電気シェーバーで行う場合がほとんどです。

カミソリの場合は、自己処理をする前にたっぷりのフォームやクリームをつけて肌を保護し、優しく滑らせるように行いましょう。
この時、毛の流れに沿って行うのがポイント。毛の流れに逆らってカミソリの刃を当てると、肌の角質までも削り取ってしまうこととなり、赤みや痛み、傷の原因になってしまいます。

これは、電気シェーバーにも言えることです。毛の流れに沿って行わないと、シェーバーが毛を巻き込んでしまった時に無理やり逆方向に力がかかるので、毛穴や皮膚にダメージを与えかねません。

このようなトラブルを避けるためにも、毛の流れと同じ方向に行いましょう
カミソリや電気シェーバーでムダ毛の処理をした後は、しっかりと保湿をすることを忘れないでくださいね。

カミソリと電気シェーバーを比較

カミソリと電気シェーバーで悩む方は、両者の違いをもとに選択すると良いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

<カミソリのメリット>

  • 単価が安い
  • メンテナンスに手間がかからない
  • ムダ毛をしっかり剃れる

<カミソリのデメリット>

  • 肌にダメージを与えやすい
  • シェービングなど追加のアイテムが必要

<電気シェーバーのメリット>

  • ムダ毛の処理が簡単
  • シェービングなど追加アイテムを必要としない
  • 肌に刃が触れないのでトラブルを起こしにくい

<電気シェーバーのデメリット>

  • 単価が高い
  • カミソリに比べるとムダ毛をしっかり処理できない

カミソリと電気シェーバーには以上の違いがあります。基本的には、肌トラブルを起こしにくい電気シェーバーをオススメしますが、コストが気になる方や手軽にムダ毛を処理したい方はリスクを理解したうえでカミソリを検討とよいかもしれません。以上を参考に、選んでみてはいかがでしょうか。

ムダ毛を処理する正しいタイミング

カミソリや電気シェーバーでムダ毛を処理する場合、どのタイミングで行えばよいのでしょうか。

最もオススメといわれているのがお風呂上がりです。毛が水分を含んで柔らかくなるので、ムダ毛を処理しやすくなります。もちろん、お風呂場で行っても構いませんが、リスクを考えるとあまりおすすめできません。高温多湿な環境になりやすいお風呂場は、雑菌が繁殖しやすいと考えられています。ムダ毛処理に伴う肌トラブルを起こす恐れがあるので、お風呂場での処理はあまりおすすめできないのです。同様の理由で、カミソリや電気シェーバーはお風呂場以外で管理しましょう。

また、生理中や日焼けした後はムダ毛を処理しないほうが良いとされています。普段より、肌が敏感になっているのでトラブルを起こしやすいからです。これらのタイミングを避けることもポイントといえます。

ムダ毛は、以上に注意しつつ処理しましょう。

日常生活で気を付けたいこと

肌の状態を健やかに保つために大切なのが、保湿です。
肌は、乾燥するとさまざまなトラブルを起こしやすくなります。皮脂が少なくなると、肌のバリア機能が低下するため、少しの刺激でも大きなダメージになりやすかったり、皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーがうまくいかないことで、黒ずみなどの原因になってしまいます。

また、日焼けなど、紫外線によるダメージも乾燥を引き起こす大きな原因です。

肌は、水分を含むからこそ柔らかく、きれいな状態を保つことができます
乾燥した肌の表面は固いため、皮膚上に毛が出てきにくく、埋もれ毛になってしまうこともあります。 柔らかな肌では、埋もれ毛が起きにくく、また、肌の生まれ変わりがスムーズなので、白く透明感のある様子となります。

脱毛をしている期間中は、日常生活にも気を付けて過ごすことで、より大きな効果を上げることができますよ。
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まとめ

  • 毛を抜いてしまうことは厳禁。
  • 自己処理をする際にはたっぷりのフォームやクリームをつけて肌を保護し、毛の流れに沿って優しく滑らせるように行う。
  • 乾燥を防ぐために保湿をしっかりと行い、紫外線によるダメージを受けないよう日焼け止め等で対策を。